ストレス解消法にはマンガを読むのがお勧め

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疲れた時には家で横になって、お気に入りのマンガを手に取ってみることにしています。最近読んだ中でも特に印象に残っているマンガは、「静かなるドン」になります。

新田たつおによって1988年の11月1日から2012年の12月18日まで連載されていた全108巻にも及ぶ任侠コミックです。

2013年度の日本漫画家協会賞大賞受賞作品になり、映画やテレビドラマなどの様々なメディアで香川照之や中山秀征を始めとする豪華なラインナップによって映像化されている作品になります。

平凡なサラリーマンとして生きてきた主人公の近藤静也が、父親の死去に伴なって関東に根城を置く組織「新鮮組」の跡目を継ぐシーンからストーリーの幕が開けていきます。

昼間の安月給の平サラリーマンが、夜の10000人を越える子分たちを率いる総長に変身するシーンが圧巻です。

義理人情に厚い突撃隊長の猪首や頼りになる貸元頭の鳴門を始めとする、個性豊かなキャラクターたちが魅力的でした。

臆病で戦闘能力の低い肘方やまるっきり役に立たない生倉にも何処か憎めないものがあり、不思議な愛着が湧いていきます。

敵対する関西最大級の勢力「鬼州組」との間で繰り広げられる、激しい縄張り争いが見どころです。

圧倒的なカリスマ性を放っている4代目の坂本健や優柔不断ながらも愚直で勇敢な5代目の沢木全次郎など、次々と出現するライバルたちが迫力満点です。

「静かなるドン」と揶揄されながらも、愛する女性の秋野明美のピンチになると一気に怒りを爆発させる場面が迫力満点でした。

静也が絶望と怒りで我を忘れた時に、人間らしさを引き戻してくれる明美の優しさには心温まるものがありました。

平凡な下着メーカーのデザイナーとして生きてきた秋野にも、次第に静也と同じようにふたつの人生を歩み始めていく展開が皮肉な味わいでした。

お互いがふたつの顔を使い分けて欺き合いながらも、心の中ではひとつに繋がって築き上げていく恋愛模様が美しさ溢れていました。

任侠ドラマが好きな方ばかりではなく恋愛ものとしても楽しむことができるので、幅広い世代の男女にお勧めな作品になります。

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